Chrome 105以降のサーバー証明書の見え方

変更点

Google Chrome 105以降、サーバー証明書の発行先(サブジェクト)の見え方が変更となる。
発行先の組織名については、従来より、少ないクリック数で確認することができる。

フィッシングサイト・詐欺サイトを見分ける方法として、サーバー証明書の発行先組織名を確認する方法は有効である。
金銭授受が発生したり、個人情報を入力するサイトの場合は、発行先の組織名を確認するのがよい。
フィッシングサイト・詐欺サイトの場合は、発行先の組織名がない証明書(DV証明書)を利用していることが多い。

変更点(発行先の組織名を確認できるまでのクリック数)
Chrome 105以降では、3クリック。(EV証明書は2クリック)
Chrome 104以前では、5クリック。(EV証明書は2クリック)

Chrome 105以降

初期表示

「PayPay銀行株式会社」の表示。

Chrome 105 鍵マーク

1クリック目

鍵マークをクリックした後の表示。

Chrome 105 「この接続は保護されています」

2クリック目

「この接続は保護されています」をクリックした後の表示。

EV証明書の場合「PayPay銀行株式会社」

※ ここで発行先の組織名が確認できる

Chrome 105 「証明書は有効です」

EV証明書以外の場合「PayPay株式会社」(ここで発行先の組織名は確認できない)

Chrome 105 「証明書は有効です」

3クリック目

「証明書は有効です」をクリックした後の表示。

※ EV証明書以外は、ここで発行先の組織が確認できる。

「PayPay銀行株式会社」

Chrome 105 「証明書ビューア」

「PayPay株式会社」

Chrome 105 「証明書ビューア」

4クリック目

「詳細(D)」をクリックする。

「PayPay銀行株式会社」

Chrome 105 「証明書ビューア」

「詳細(D)」クリック後の表示。

「PayPay銀行株式会社」

Chrome 105 「証明書ビューア」

5クリック目

「件名」をクリックすると、「サブジェクト」(発行先)の情報を確認できる。

「PayPay銀行株式会社」

Chrome 105 「証明書ビューア」

Chrome 104以前

初期表示

「PayPay銀行株式会社」の表示。

Chrome 104 鍵マーク

1クリック目

鍵マークをクリックした後の表示。

Chrome 104 「この接続は保護されています」

2クリック目

「この接続は保護されています」をクリックした後の表示。

EV証明書の場合「PayPay銀行株式会社」

※ ここで発行先の組織名が確認できる

Chrome 104 「証明書は有効です」

EV証明書以外の場合「PayPay株式会社」(ここで発行先の組織名は確認できない)

Chrome 104 「証明書は有効です」

3クリック目

「証明書は有効です」をクリックした後の表示。

証明書ビューア Windows PayPay Bank Corporation

4クリック目

「詳細」をクリックした後の表示。

証明書ビューア Windows PayPay Bank Corporation

5クリック目

「サブジェクト」をクリックした後の表示。

※ EV証明書以外は、ここで発行先の組織が確認できる。

「O = PayPay Bank Corporation」が組織名になる。

証明書ビューア Windows PayPay Bank Corporation

関連サイト

タイトルとURLをコピーしました